北欧と和モダンのミックスが注目されるワケとは?和室・寝室・リビングをおしゃれにする方法

こんにちは、ゆうすけです。

今回は「北欧と和モダンのミックスさせる方法」について詳しく解説します。

近年の注文住宅では、リビング横につくる小上がり和室や琉球畳を使ったモダンな和室などの和テイストの間取りが人気を集めています。

そして、和テイストと相性がよいとされているのが「北欧テイスト」です。

ではなぜ北欧と和モダンの相性がよいのでしょうか?さらにどのような組み合わせがよいのでしょうか?

そこで今回は「北欧と和モダンを融合させたおしゃれな家をつくりたい方」向けに、内装やインテリアの選び方について解説します。

こちらの記事を読むことで、次のようなことが分かります。

 

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北欧と和モダンのミックス(融合)とは

北欧と和モダンの融合とは、言葉の通り、北欧の建築やインテリアの要素を、現代の日本建築に取り入れたスタイルのことです。

北欧とはフィンランド・スウェーデン・デンマーク・ノルウェーなどで、日本と同様に自然や風土を活かした独自のデザインが発展している国々です。

そして和モダンは、伝統的な日本家屋にある「和」の要素と、欧米から伝来した「モダニズム」が融合したスタイルのことです。

つまり、北欧と和モダンのミックススタイルとは、「北欧」+「和」+「モダニズム(西洋・欧米)」の3つのテイストが融合したスタイルのことです。

北欧和モダンのミックススタイルとは

北欧と和モダンの相性がいい3つの理由

具体的な事例を見る前に、なぜ北欧と和モダンの相性がよいのかについて理解しておきましょう。

この本質を理解することで、表面的におしゃれに見えるミックスではなく、本質を捉えたデザインになります。

北欧と和モダンの相性がよい理由には、以下の3つのことが挙げられます。

  • 木材を使った文化・文明が発展しているから
  • 北欧のモダニズム建築と日本のモダニズム建築に共通点があるから
  • 日本のライフスタイルが北欧諸国に似てきているから

木材を使った文化・文明が発展しているから

北欧と和モダンの相性が良い1つ目の理由は、「風土による建材のつながり」です。

日本や北欧諸国には豊かな森林環境があるため、木材を使う文化や文明が発展しています。

たとえば、OECD加盟国のうち森林率を比較すると、第1位フィンランド、第2位日本、第3位スウェーデンとなっています。※1

北欧と和の融合・OECD加盟国の森林率上位10カ国

特に建築やインテリアは土地の風土(気候や地質、景観に見られる環境)と強いつながりがあり、現地の材料を使って建てる建築が最も快適な環境になるとされています。

ちなみに。これを建築の専門用語では「ヴァナキュラー建築(風土建築)」と言います。

このように、日本と北欧の建築は、豊かな森林環境があるという共通点があるため、それぞれの風土によって発展した建築やインテリアは相性がよいのです。

北欧のモダニズム建築と日本のモダニズム建築に共通点があるから

北欧と和モダンの相性が良い2つ目の理由は、「建築家やインテリアデザイナーのつながり」です。

和モダンの語源である「モダニズム」とは、1920年頃を中心に起きた反伝統主義のことで、伝統的な手法を否定して、機械文明による現代的な新しさを求めた運動のことです。

このモダニズムの影響を受けた建築を「モダニズム建築」と呼び、モダニズム初期には西欧や欧米で発展した「鉄・コンクリート・ガラス」の建築が主流でした。

そんな中、北欧の巨匠建築家とされる「アルヴァ・アアルト」は、自国フィンランドの伝統的材料である「木材」を使った、曲線美の美しいモダニズムの建築やインテリアを発展させました。

他にも各国の建築家やインテリアデザイナーたちは、モダニズムと自国(または自身)の文化を織り交ぜた独自のスタイル(言い換えるなら「〇〇モダン」)を発展させてきました。

もちろん日本でも、モダニズムの影響を受けた建築家「前川國男・坂倉準三・谷口吉生」らを筆頭に日本独自のモダニズム建築が発展しました。

結果として「和モダン」という言葉が生まれるほど、日本建築にモダニズムが溶け込み、今や日本の木造住宅として多くの人から愛されるほどのスタイルになりました。

このような時代の流れを踏まえると、北欧諸国で発展したモダニズム「北欧モダン」と日本で発展したモダニズム「和モダン」は、木材が持つ特性を活かした現代的なデザインという共通点があります。

日本のライフスタイルが北欧諸国に似てきているから

北欧と和モダンの相性が良い3つ目の理由は、「ライフスタイルのつながり」です。

今や高齢者人口が世界1位となった日本では、少子高齢化対策の参考事例として北欧諸国が頻繁に取り上げられます。※2

先進国のなかでも少子高齢化が加速する国々では、労働力不足の問題から女性の社会進出を促進するような制度や仕組みが整えられていきます。

結果として共働きの家庭が増え、ライフスタイルは大きく変化していきます。

近年、日本でも共働き世帯は増加しており、今後はさらに共働き世帯が増加していくことが予想されます。※3

北欧と和の融合・日本の共働き世帯推移

このような社会的背景から、日本の住宅は北欧諸国を参考事例としながら、共働き世帯が子育て・介護を行いやすい間取りやスタイルに変化しつつあります。

北欧と和モダンの融合でおしゃれな内観を実現する方法

北欧と和モダンを融合させたおしゃれな内観にするためには、それぞれのスタイルを理解して色や素材を選ぶ必要があります。

具体的には、次のようなポイントを押さえておくことが大切です。

  • 北欧カラー✕和室:北欧カラーを意識した床(畳)・壁・天井の色合いにする
  • 北欧照明✕寝室:光と影の使い分けを意識した照明を取り入れる
  • 北欧インテリア✕無垢材リビング:北欧インテリアと床材の質感を揃える
  • 北欧モダン✕外観:キューブ型の建物形状・白壁・フラット屋根を取り入れる

 

ここでは、弊社の事例をもとに、和室・寝室・リビング・外観などのコーディネートのコツを見ていきましょう。

北欧カラー✕和室

北欧と和モダンの融合をもっとも実現しやすい部屋は「和室」です。

北欧と和モダンをミックスさせた和室をつくる場合、コーディネートのポイントは「和と北欧のバランス」です。

たとえば、こちらの事例ではモダンな印象を与えてくれる「琉球畳」を使用していますが、天井や畳、ふすまには昔ながらの和室にみられる木目や緑を使っています。

その結果、和テイストの印象が強い和室になっています。

北欧と和室・和テイストの強い和室

一方、こちらの事例では木目の箇所を減らし、北欧カラーを意識したモダンな和室になっています。

北欧と和室・北欧テイストの強い和室

北欧カラーとは、北欧インテリアや北欧住宅に見られる配色のことで、一般的に次のような色が使われます。

このように、北欧テイストの和室を実現するには、床・壁・天井の色使いを意識してみることをおすすめします。

関連記事「新築の注文住宅に和室はいらない?和室あり・なしのメリット・デメリットを解説

関連記事「アクセントクロスはダサい?新築で後悔しないための失敗例を解説

北欧照明✕寝室

北欧照明と和モダンな寝室

北欧と和モダンの融合するポイントの2つ目は「寝室」です。

北欧と和モダンをミックスさせた寝室をつくる場合、コーディネートのポイントは「光と影」です。

北欧諸国では冬季の日照時間が短く、気持ちが沈みやすいため、家のなかで長時間快適にすごせる工夫がたくさんあります。

そのなかでも「光と影の使い分け」は、和モダンな住宅に取り入れたい要素です。

北欧住宅では、部屋全体を照らす強い光ではなく、部分的に明かりを灯すような柔らかい照明器具が使われます。

たとえばソファーに座って本を読むときはシーリングライトを消して、手元と照らすデスクライトだけにすることもあります。

このような「光と影の使い分け」は、『陰翳礼讃(いんえいらいさん)』という言葉にされるように、日本人がもつ美意識でもあります。

つまり、光と影を生み出す北欧の照明器具は、日本の和モダンな住宅との相性がよいのです。

特に和モダンな寝室に北欧の照明器具をあわせることで、最高にリラックスできる空間を実現することをおすすめします。

北欧インテリア✕無垢材リビング

北欧インテリアと和モダンな無垢材リビング

北欧と和モダンを融合するポイントの3つ目は「リビング」です。

リビングで北欧と和モダンをミックスする場合、コーディネートのポイントは「木材の質感」です。

北欧インテリアは針葉樹林を使うことで、直線的な美しさと曲線的な美しさを併せ持つデザインが特徴的です。

そして北欧のチェアやテーブル、スツールなどをリビングに配置する場合、床を無垢材にすることで、北欧インテリアがもつ美しさをさらに引き立てることができます。

また北欧住宅でも使われている「薪ストーブ」や「ペレットストーブ」をリビングに置くことで、冬でも半袖で過ごせるほど暖かい家にもなります。

このように、北欧インテリアと無垢材の家をあわせて、木材のもつ保温性や断熱性を活かすことで北欧と和が融合した魅力的なリビングが実現できます。

関連記事「ペレットストーブは後悔しやすい?新築で失敗しないために注意すべき3つのこと

北欧モダン✕外観

北欧と和モダンを融合するポイントの4つ目は「外観」です。

外観で北欧と和モダンがミックスしたようなデザインにするためには、「建物形状・外壁の色・屋根形状」の3点を意識することが大切です。

たとえば、北欧モダニズムの巨匠である「アアルト」や「ヤコブセン」の自邸を見てみると、四角いボックス型の建物形状・白壁・フラット屋根が特徴的です。

北欧モダニズムの巨匠自邸

参考画像:アルヴァ・アアルト自邸、アーネ・ヤコブセン自邸

北欧と和モダンがミックスした家の外観にするためには、これらの北欧の巨匠デサインを意識しながら、日本の木造住宅の寸法や規格にスケールを揃えることが必要です。

たとえば、こちらの弊社が計画している事例は、日本の土地や建築基準法に合わせてつくられてた「北欧モダンな木造住宅」です。

北欧と和モダンが融合した外観

このように、北欧と和モダンが融合したような外観にしたい方は、建物形状・外壁の色・屋根形状を検討してみてください。

関連記事:「キューブ型四角い家はダメ?後悔しないためにデメリットを徹底解説

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まとめ

今回は、「北欧と和モダンをミックスしたおしゃれな家」を実現するための方法を解説しました。

こちらの記事をかんたんにまとめます。

北欧と和モダンのミックス(融合)とは
北欧の建築やインテリアの要素を、現代の日本建築に取り入れたスタイルのこと

 

北欧と和テイストの相性がいい3つの理由

  • 木材を使った文化・文明が発展しているから
  • 北欧のモダニズム建築と日本のモダニズム建築に共通点があるから
  • 日本のライフスタイルが北欧諸国に似てきているから

 

北欧と和モダンの融合でおしゃれな内装を実現する方法

  • 北欧カラー✕和室:北欧カラーを意識した床(畳)・壁・天井の色合いにする
  • 北欧照明✕寝室:光と影の使い分けを意識した照明を取り入れる
  • 北欧インテリア✕無垢材リビング:北欧インテリアと床材の質感を揃える
  • 北欧モダン✕外観:キューブ型の建物形状・白壁・フラット屋根を取り入れる

 

参考文献・出典

※1 林野庁「世界森林資源評価(FRA)2015– 世界の森林はどのように変化しているか –

※2 総務省「統計からみた我が国の高齢者ー「敬老の日」にちなんでー

※3 厚生労働省「配偶者手当の取り巻く環境について

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